米テキサス州ダラスの移民・税関捜査局(ICE)施設で銃撃があり、容疑者を含む2人が死亡した。 当局はICEを狙った「標的型の暴力行為」だとしている。

容疑者の近くで発見された弾薬には反ICEのメッセージが記されていたようだと、米連邦捜査局(FBI)が24日、会見で明らかにした。数人が負傷したが、負傷者の中に法執行当局者はいなかったと説明している。

今回の事件は、ダラス地域のICE施設を狙ったものとしてはここ数カ月で2件目。ICEのライオンズ局長代行によれば、7月4日には近郊のテキサス州アルバラドの事務所で、戦闘服姿の襲撃者が花火を使い奇襲を仕掛ける事件があった。その後、連邦検察当局はAR-15型ライフルを用いた組織的犯行だと指摘し、11人を訴追した。

捜査当局は犠牲者の身元を明らかにしていないが、国土安全保障省のノーム長官は容疑者は自ら撃った銃弾で死亡したと説明。「ICEが前例のない暴力に直面していることは把握している」と述べた。同省は当初、死者は3人だとしていた。

原題:Deadly Shooting at Dallas ICE Center Was ‘Targeted,’ FBI Says(抜粋)

(最新情報を加えて更新します)

--取材協力:Julie Fine、Joe Lovinger、Alexander Pearson.

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp

©2025 Bloomberg L.P.