アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長は、早ければ今月行われる会合で利上げペースを減速する考えを表明しました。

FRB パウエル議長
「利上げペースを緩やかにする時期は、早ければ12月の会合かもしれない」

FRBのパウエル議長は「インフレを抑えるのに十分な制約水準に近付けば、利上げペースを緩やかにすることは理にかなっている」と話し、早ければ今月の会合で利上げペースを減速する考えを表明しました。

この発言を受けて、ニューヨーク株式市場では買い注文が広がり、ダウ平均株価は700ドルを超える大幅な値上がりとなりました。

FRBは11月までに通常の3倍となる0.75%の大幅利上げを4回連続で行っていますが、12月は利上げ幅を0.5%に縮小するとの見方が強まっています。