アフガニスタン北部にある神学校で、礼拝中に15人が死亡する爆発がありました。治安当局はテロと見て捜査を開始しています。

ロイター通信や地元メディアによりますと、アフガニスタン北部の都市・アイバクにある神学校で30日、爆発がありました。

当時、礼拝中だった神学校では多くの男子学生が学んでいて、これまでに15人の死亡が確認され、少なくとも20人がけがをしたということです。

タリバン暫定政権の内務省報道官は、「警察と治安部隊はこの許しがたい犯罪の実行犯を特定し、裁きを受けさせる」と述べ、テロ事件として捜査することを明らかにしていますが、これまでのところ犯行声明は出されていません。

アフガニスタンでは、イスラム組織タリバンによる実効支配が始まった去年8月以降、敵対している過激派組織イスラム国の現地勢力によるものとみられるテロ事件が相次いでいて、治安の悪化が懸念されています。