NATO=北大西洋条約機構の外相会合が閉幕し、ロシアの脅威に直面するウクライナの近隣国に対して訓練の提供など安全保障面での協力を強化させることで合意しました。
訓練が提供されるのはウクライナに近いモルドバのほか、ボスニア・ヘルツェゴビナとジョージアの3か国です。
すでにNATOは、ロシアに破壊されたウクライナのインフラ修復など、「非軍事的支援」に力を入れることで合意していますが、今回は、ロシアによる軍事的脅威が高まっているとして、新たにウクライナ近隣の3か国に対し安全保障面での協力強化の姿勢を強く打ち出した形です。
また、外相会合閉幕後の記者会見でNATOのストルテンベルグ事務総長は。
NATO ストルテンベルグ事務総長
「きょう外相たちは、中国による野心的な軍事開発や技術的進歩、サイバー分野などにおける活動などを協議した」
軍事的脅威を増す中国への具体的な対応について協議したことも明らかにしています。

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