違法薬物をめぐり警察の捜査を受けたとして、サントリーホールディングスの会長職を辞任した新浪剛史氏がきょう午後、会見に臨み、自ら経緯を説明する予定です。

新浪氏は大麻成分を含む海外のサプリメントを入手した疑いで警察の捜査を受けていて、サントリーホールディングスはきのう、新浪氏の会長辞任を発表しました。

サントリーHD 鳥井信宏 社長
「サプリメントに関する認識を欠いた新浪氏の行為は、代表取締役会長として求められる資質を欠く」

一方、新浪氏は「適法な製品だと思っていた」と説明していて、家宅捜索では違法薬物は確認されなかったということです。

新浪氏は企業経営者らでつくる「経済同友会」の代表幹事を務めていますが、きょう午後の定例会見には予定通り出席し、一連の経緯を説明する予定です。

企業の経営者から退いて代表幹事を務めるのは異例で、進退について質問が集中するのは必至です。