気象庁「ダントツで高い記録」 記録的な猛暑に水不足の懸念も

1日は、埼玉や名古屋、富山などで38℃を観測。記録的な猛暑となった今年の夏について気象庁は…

気象庁 異常気象情報センター 及川義教所長
「この130年近い統計データがある中で、ダントツで高い記録となっているので、異常気象であったと言って差し支えない」
今年6月から8月までの平均気温は平年と比べ+2.36℃。
これまでの統計史上1位だった去年・おととしの+1.76℃を大幅に上回り、3年連続で統計史上最高となりました。
水不足も心配されています。関東地方の水がめである利根川上流の9つのダムの合計貯水率は、午前0時時点で50%を下回っていて、関東地方整備局は節水への協力を呼びかけています。
“外気温28℃から-25℃まで対応”の高機能ウェアが登場

「異常気象」をビジネスチャンスにしようという動きもあります。作業服などを販売するワークマンが開いた秋冬向けの展示会。

ワークマン 土屋哲雄専務
「画期的な今までの衣服・衣料の常識を変える製品なんです」
目玉は「気候変動対策」です。

記者
「すごい量の水が降ってきましたが、全くいま衣服の中には、水滴というか水は入ってきていません」

こちらは「断熱」機能付きのウェア。およそ26℃に設定された場所で着てみると…
記者
「ウェアを着ている部分は熱が伝わる感じがなく、衣服の中が快適になっています」
外気温28℃から-25℃まで対応でき、衣服の中を快適な温度に維持できるといいます。
ワークマン 土屋哲雄専務
「寒さにも暑さにも強い。寒暖差にも強い。そういう万能な素材を使って秋冬物を開発しています。気象がこれだけ激しくなると機能性が第一になってくるのではないか」
この危険な暑さは、今後、いつまで続くのでしょうか。