財務省は来年度予算案の概算要求で、国債費として過去最大の32兆円あまりを計上しました。長期金利の上昇を受けて、国債の利払い費が急速に膨らんでいます。
来年度予算案の編成に向けて、各省庁は取り組む政策と必要な費用を盛り込んだ「概算要求」を8月末に示します。
概算要求で、財務省は国の借金である国債の償還費と利払い費を合わせた「国債費」に32兆3865億円を盛り込みました。今年度予算より4兆円以上増え、過去最大です。
特に利払い費には今年度予算額より24%多い、13兆435億円を計上。足元での長期金利の上昇などを受け、国債の利払い費を計算する際の想定金利を今年度の2.0%から、2.6%まで大幅に引き上げたことが要因です。
また、トランプ関税への対応や合成麻薬「フェンタニル」の取締り強化などにあてる予備費については、金額を示さない「事項要求」として年末にかけて検討するとしています。

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