米ベンチャーキャピタル(VC)のアンドリーセン・ホロウィッツは、人工知能(AI)政策への影響力行使を目指す1億ドル(約147億円)規模の新たな政治ネットワークの支援に動く。シリコンバレーの投資家らも参加し、テック業界の政治への関与が一段と強まる。

「リーディング・ザ・フューチャー」は政治活動委員会(PAC)のネットワークを通じて、不要と見なすAI規制を標的とする一方、「AIの変革的・経済的利益を引き出す政策」を後押しする。プレスリリースで明らかにした。

AI検索エンジンの米新興企業パープレキシティ、オープンAIの共同創業者グレッグ・ブロックマン氏と妻アンナさん、テック投資家のロン・コンウェイ氏、米パランティア・テクノロジーズの共同創業者ジョー・ロンズデール氏も支援者として名を連ねる。グループのPACネットワークは今後数週間で、かなりの追加資金の調達を行う予定だ。

テック業界はトランプ政権の下で政治への関与を強めているが、今回の動きは特にAIに関する政策決定を有利に導こうとする最新の動きと言える。アンドリーセン・ホロウィッツもAI規制に反対する立場を積極的に発信している。

2012年大統領選の共和党候補ミット・ロムニー氏の陣営でデジタル責任者を務めた政治ストラテジスト、ザック・モファット氏と、民主党シューマー上院議員の広報を担当したジョシュ・ブラスト氏がグループを主導している。

原題:Andreessen Horowitz Backs $100 Million Pro-AI Political Push(抜粋)

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