(ブルームバーグ):銀相場は15日の取引で反落。先の急上昇を受けて投資家が利益確定に動いたとみられたほか、米国が重要鉱物を対象とする新たな関税の即時導入を見送ったことが意識された。
銀は一時7.3%安となった。これより先に、1オンス=93.7515ドルと過去最高値を付けていた。銀は直前の4営業日で2割強上昇していた。金もこの日、値下がりした。
トランプ米大統領が重要鉱物の十分な供給を確保するため、二国間で交渉する方針を表明し、最低価格を設定する案を示した。ただ今後の関税賦課を否定しなかった。
関税賦課への懸念から、銀を含む一部の金属供給が米国内の倉庫に滞留してきた。これが昨年の世界的なショートスクイーズ(踏み上げ)を招いたほか、2026年に入っても価格を下支えしてきた。

トランプ政権の関税見送りについてTDセキュリティーズのシニア商品ストラテジスト、ダニエル・ガリ氏は「今回の命令は、米政権が今後の意思決定で対象を絞った手法を取ることを示唆している」とし、これにより「包括的アプローチへの警戒感が大きく後退した。こうした手法は、指標価格を支える現物地金に、思わぬ影響を及ぼす恐れがあった」とリポートで指摘した。
銀はシンガポール時間午後1時(日本時間同2時)時点で6%安の1オンス=87.7795ドル。金は0.7%安の4591.51ドルとなった。プラチナとパラジウムも2%超下落した。ブルームバーグ・ドル指数は横ばいだった。
原題:Silver Tumbles After Trump Holds Off on Critical Mineral Tariffs(抜粋)
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