欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのナーゲル・ドイツ連邦銀行(中央銀行)総裁は、ECBの追加利下げには経済見通しの著しい変化が必要だとの見方を示した。

ナーゲル氏は、ブルームバーグTVのインタビューに対し、ユーロ圏は「ある種の均衡状態」にあり、インフレ率と金利がともに2%で推移していると指摘、ECBは既に8回の0.25ポイント利下げを実施しており、さらなる措置を講じる根拠は多くないとの認識を示した。

米ワイオミング州ジャクソンホールで開催されているカンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム(ジャクソンホール会合)に出席しているナーゲル氏は、追加利下げへの「ハードルは高いだろう」と述べ、「金融政策の変更を確信するには多くの根拠が必要だ」と続けた。

原題:ECB’s Nagel Says There’s a ‘High Bar’ for Another Rate Cut

(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp

©2025 Bloomberg L.P.