フランス政府は、中国のネット通販「SHEIN」で児童ポルノに抵触する可能性がある人形が販売されていたとして、インターネットサイトを一時的に停止する手続きを開始したと発表しました。

中国のネット通販「SHEIN」をめぐっては、フランスの法律で禁止されている児童ポルノに関連する人形を販売していた可能性があるとして、フランス当局が捜査を行っています。

パリでは5日に「SHEIN」が世界初となる常設店をオープンさせましたが、フランス国内では商品の大量生産による環境汚染や中国の工場での過重労働などを問題視する声が上がっていて、今回の児童ポルノの問題が火に油を注いでいました。

フランス政府は5日、事態を受けて、「全てのコンテンツが法令を遵守しているのか確認できるまで、サイトの停止手続きを行う」と発表。「SHEIN」はフランス国内で常設店がオープンした一方で、一時的にネット販売が停止される可能性が出てきました。