米アップルは自社の動画配信サービス「Apple TV+」の月額料金を30%引き上げ、13ドルとした。サービス部門からの収入拡大に向けた取り組みの一環だ。

同社が電子メールで送付した発表資料によると、新料金は21日から米国と一部の外国市場で新規加入者に適用される。従来の月額料金は10ドルだった。年額プランは99ドルのままで据え置かれ、複数のサブスクリプションサービスをまとめた定額パッケージ「Apple One(アップルワン)」の料金にも変更はない。

これまで着実に値上げを進めてきた同業他社に追随する形だ。ただ、ネットフリックスやディズニープラス、HBOマックスとは異なり、Apple TV+は広告付きプランなど複数の料金体系を設けず、単一のプランのみを提供している。

サービス部門は近年のアップルにとって明るい材料となっている。4-6月(第3四半期)の売上高は13%増の274億ドル(約4兆640億円)と、市場予想を上回った。

原題:Apple Boosts Price of TV+ Subscription by 30% to $13 a Month(抜粋)

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