ミニストップが販売する「手づくりおにぎり」。店内で調理する“出来立て”が強みですが、この商品の“信頼を揺るがす事態”が起きました。

ミニストップのリリース
「一部店舗において(中略)手づくりおにぎりの消費期限の表示誤りが確認された」

ミニストップが「表示誤り」があったと発表したのは、東京都や大阪府など全国の23店舗。手づくりおにぎりを販売する際に「製造ルールを逸脱した販売方法が確認された」といいます。

具体的には、▼おにぎりを作った後、消費期限が記載されたラベルを速やかに貼らなければならないところ、1~2時間程度貼らずに放置し、期限を引き延ばしていました。

更に“悪質な行為”も。▼一度、消費期限のラベルを貼って販売していた商品をキッチンに引き上げ、ラベルを剥がして新たに貼り替えるなどしていたといいます。

「自分としてはちょっと今後使うの考えたくなっちゃいます。それは偽装に近いんじゃないかなっていうのは思います」

ミニストップ側が説明している「表示の誤り」では済まされない、消費期限の「偽装行為」です。

「季節的にも夏場こういうのあると、ちょっと避けちゃうかもしれない」
「正直にやってほしいなと思います。あんまり嘘つくようなことはしない方がいいと思います」

ミニストップでは「手づくり弁当」でも消費期限の偽装を確認。手づくりおにぎりと弁当のほか、唐揚げなど店内調理の惣菜の販売を全国の店舗で中止したということです。

消費期限の偽装はなぜ起きたのか?関係者は…

「手づくりおにぎりは製造コストがかかるため、店舗側が廃棄することを嫌がったのではないか」

ミニストップは全店で緊急調査を行い、原因の究明を図るとともに、調査結果を速やかに発表するとしています。