(ブルームバーグ):アップルのスマートウオッチ「Apple Watch」を持つ米国のユーザーに、血中酸素濃度センサーが戻ってくる。数年越しの法的係争を経て、機能復活が決まった。
医療機器メーカーのマシモが訴えた特許侵害を当局が認定したことから、この機能は2023年末に米国モデルから削除された。米関税当局の判断を受けた14日のアップル発表によれば、この機能が無効化されたモデルを対象に、ソフトウエア更新を通じて機能が復元される。
ただ血中酸素のデータはApple Watchのアプリ上ではなく、ペアリングされたiPhone上で測定・計算され、結果は「ヘルス」アプリの呼吸機能セクションで閲覧可能になるという。

アップルは重要な時期を迎えている。同社は来月、iPhone 17シリーズと併せて新しいApple Watchモデルを発表する見込みだ。心拍数測定などと並び、この健康関連機能を再び宣伝できる。
このニュースを受け、カリフォルニア州アーバインに本社を置くマシモの株価は一時5.6%下落した。
Apple Watchのウルトラ2とシリーズ10は、血中酸素濃度センサー機能を搭載しないモデルとして米国で販売されていた。
原題:Apple Watch Blood Oxygen Tracker Back in US With Workaround (1)(抜粋)
(機能が削除されたのが米国モデルであることを明確にします)
もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
©2025 Bloomberg L.P.