13日の米株式市場で、縦読みのオンラインコミック運営会社ウェブトゥーン・エンターテインメントが81%高。上昇率は昨年の上場以降で最も大きかった。米ウォルト・ディズニーとの提携を発表し、マーベルのスパイダーマンや「スター・ウォーズ」のルーク・スカイウォーカーなどの象徴的なキャラクターを自社プラットフォームに取り入れることが可能になる。

韓国のネイバーが出資するウェブトゥーンが12日の通常取引終了後に発表した資料によると、今回の合意により、ディズニー傘下ブランドのコミック100作品を英語版自社アプリの専用セクションで配信できるようになる。両社はオリジナルのウェブコミックも共同制作する予定だという。

12日発表された4-6月(第2四半期)決算はアナリスト予想を上回り、株価上昇に拍車が掛かった。

ウェブトゥーンのキム・ヨンス最高戦略責任者(CSO)兼グローバル部門責任者は「こうした伝説的な物語を新たな世代であるモバイルネイティブのコミックファンに届けるとともに、既存のファンにもお気に入りの作品やキャラクターを従来とは異なる形で楽しむ機会を提供していく」と説明した。

 

ウェブトゥーン株は13日、16.96ドルで取引を終了。この日の急伸にもかかわらず、新規株式公開(IPO)価格の21ドルをなお下回る。これまでの一連の低調な決算が響いている。

原題:Webtoon Soars 81% as Disney Pact Brings Marvel, Star Wars to App(抜粋)

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