ウクライナの停戦をめぐって、アメリカのトランプ大統領とロシアのプーチン大統領による首脳会談が、来週15日にアメリカのアラスカ州で行われることになりました。
トランプ大統領は8日自身のSNSに、プーチン大統領と8月15日にアメリカのアラスカ州で首脳会談を行うと発表しました。
両者の対面での会談は、第一次トランプ政権当時の2019年以来となります。
また、ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから米ロの首脳が対面で会談するのは初めてです。
発表に先立ちトランプ氏は、ロシアとウクライナの間で「双方の利益になるように領土の交換が行われるだろう」と述べ、ロシアが占領しているウクライナの領土と、ロシアの領土の一部が交換されるとの見通しを示しています。
一方、ロシア側はウシャコフ大統領補佐官が9日、アラスカに続く次の首脳会談について、ロシアでの開催を期待しているとして、トランプ氏に招待状を送ったと明らかにしました。
15日の米ロ首脳会談についてウシャコフ大統領補佐官は経済分野についても協議する可能性があるとしており「アラスカや北極圏は米ロ両国の経済的利益が交わっており大規模で相互に利益のあるプロジェクトが見込まれている」と述べました。
このほか会談について補佐官は「ロシアとアメリカは国境を接する隣国だ。われわれの代表団がベーリング海峡を越え、こうした重要な首脳会談をアラスカで行うことは理にかなっている」と述べました。
また会談は「ウクライナ危機の長期的かつ平和的な解決に向けた協議に集中することになるだろう」としています。

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