経団連は、大手企業の夏のボーナスについて従業員1人あたりの平均が97万円あまりだったと発表しました。7年ぶりに過去最高額の更新です。

経団連は従業員が500人以上の大手企業154社を集計し、夏のボーナスの平均支給額をまとめました。

その結果、去年より3万2000円あまり増え、1人あたり97万4000円となりました。平均支給額の増加は4年連続で、現在の方法で統計を始めた1981年以来、最も高い金額になりました。

業種別にみると、化学や繊維など13業種がプラスとなりました。一方、鉄鋼・建設・自動車などの業種ではマイナスでした。

経団連は、ボーナス算定の基準となる基本給の引き上げなどが要因と分析していて、「賃金引上げの力強いモメンタムが継続し、定着が確認できる結果となった」としています。