(ブルームバーグ):6日の米株式市場の時間外取引で、配車サービスを手がける米リフトが下落。4-6月(第2四半期)売上高が市場予想を下回り、同社が進める世界展開を巡る懸念が強まった。
発表資料によると、4-6月期の売上高は15億9000万ドル(約2350億円)と、アナリスト予想の16億1000万ドルをわずかに下回った。ライド数は前年同期比で14%増加し、過去最多を記録したものの、予想には届かなかった。
リフト株は時間外取引で一時約7.2%下落し、12.97ドル前後で取引された。

4-6月期の純利益は4030万ドルと、アナリスト予想(1810万ドル)の2倍以上となった。グロスブッキングは前年同期比で12%増加し、予想とほぼ一致。アクティブライダー数は過去最高を記録した。
ザックス・インベストメント・リサーチのストラテジスト、アンドルー・ロッコ氏は「リフトの決算は堅調だったが、投資家が株を売っているのは、ウーバーに比べて伸びがかなり鈍いからだろう」と述べた。
リフトの4-6月売上高が前年同期比11%増だったのに対し、ウーバーの伸び率は18%となった。
リフトは7-9月(第3四半期)について、グロスブッキングは最大で48億ドル、調整後EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は1億2500万-1億4500万ドルとの見通しを示した。この見通しには、同社が最近買収した欧州の配車アプリ「フリーナウ」の統合(8月1日から)も反映されている。
原題:Lyft Shares Slide on Weak Sales, Disappointing Ride Totals (2)(抜粋)
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