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世界各地の映画祭で話題をさらった最新映画『入国審査』が8月1日に日本で公開されます。
それに先立って来日した監督のフアンさんとアレハンドロさんに、映画の背景やアメリカにおける移民の実態を聞きました。

監督自身の実体験に基づく生々しい証言から、現代の移民問題の本質が見えてきます。なぜ人は故郷を離れるのか?受け入れ国の複雑な事情とは?システムの中で翻弄される個人の尊厳について考えさせられます。

【映画のあらすじ】
スペインからニューヨークへ移住しようとするカップルが、入国審査で別室に連行され、密室での尋問を受ける物語です。幸せな新生活を夢見ていた二人に、予期せぬ疑念が芽生え、心理的なサスペンスが展開されます。

【制作の経緯】
撮影期間はわずか17日間、たった65万ドルの低予算、監督デビュー作。ロハス監督自身が故郷ベネズエラからスペインに移住した際に、実際に体験したことからインスピレーションを受けて本作を制作。トランプ2.0の政権下のアメリカで移民の強制送還や逮捕が日々報道されている中、アメリカへの入国も多い日本人にとっても決して遠い話ではありません。

映画『入国審査』公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/uponentry/

◆出演◆
▼アレハンドロ・ロハス
『入国審査』共同監督・脚本
1976 年ベネズエラ・カラカス生まれ。現在はバルセロナを拠点として活動中。
映画についての TVドキュメンタリー「Wise Words, Actor/Director: About Expectations」(原題)や数多くの予告、プロモーション用動画制作(監督・脚本・編集)を行う。映画ジャーナリストとして、カンヌ、ベネチア、トロント、サンダンス、ベルリン映画祭に参加し、ベテランから新人まで様々なアーティストを取材してきた。これまでに、Netflix や HBO ラテンアメリカグループをはじめ、イギリス、ベルギー、アルゼンチンなど世界中で制作された作品に関わり、キャリアを積んできた。
フアン・セバスチャン・バスケスとは、『Probably Lied』( 原題・15)、『パラメディック - 闇の救急救命士 -』(20)、「Nibbler」( 原題・21) に、共に参加。脚本や編集を務めている。本作が初の長編脚本・監督作品。

▼フアン・セバスチャン・バスケス
『入国審査』共同監督・脚本
1981 年ベネズエラ・カラカス生まれ。バルセロナのカタルーニャ映画映像学校 (ESCAC) で学び、現在もバルセロナを拠点としている。HBO ラテンアメリカグループのコピープロデューサーとしてキャリアをスタート。その後、撮影分野に活動の場を移し、『Terrados』( 原題・11・バリャドリード映画祭でピープルズ・チョイス・アワード受賞 )『Ahora No Puedo』( 原題・11・ガウディ賞最優秀短編作品賞 )、『Open 24h』(原題・11・同年のマラガ映画祭正式出品)に参加。撮影監督を務めた『Callback』(原題・17)は同年のマラガ映画祭長編作品、脚本、男優賞を受賞。また Netflixオリジナル作品『パラメディック - 闇の救急救命士 -』(20)の撮影監督も手掛ける。シッチェス映画祭の審査員の一人でもある。本作では監督、脚本、撮影監督を兼任している。

▼竹下隆一郎
TBS CROSS DIG with Bloomberg チーフ・コンテンツ・オフィサー(CCO)
朝日新聞を退社後、2016年から2021年6月までハフポスト日本版編集長。2021年8月にビジネス映像メディアPIVOTの創業メンバーに。2024年11月よりTBSテレビ特任執行役員。
X(旧ツイッター): @ryuichirot
メール:takeshita.ryuichiro@tbs.co.jp

◆収録日◆
2025年7月2日