16日のシンガポール市場で鉄鉱石先物が上昇し、1トン=100ドルを突破した。中国の経済成長を巡るセンチメントが改善したほか、リオ・ティント・グループがギニアの巨大鉱山からの初出荷時期を前倒しした。

鉄鉱石先物は一時1%余り上昇。中国で不動産セクターの追加支援策が講じられるとの観測に加え、中国当局が過度の競争と業界の過剰生産能力に対処すると表明したことから、ここ数週間にわたって値上がりしている。

リオは、ギニアのシムファー鉱山ブロック3および4からの出荷を、来年ではなく今年11月から開始すると発表。出荷量は約50万-100万トンと見込まれている。

鉄鉱石先物はシンガポール時間午前11時57分(日本時間午後0時57分)時点で前日比1.1%高の100.10ドル。中国・大連市場の人民元建て鉄鉱石先物も上げている。

原題:Iron Ore Tops $100 for First Time Since May on China Sentiment(抜粋)

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