欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル理事は、追加利下げには大幅なインフレ率の低下が必要だとの認識を示し、景気が低迷しているとの懸念には同調しなかった。

シュナーベル氏はエコノストリームとのインタビューで、1年におよぶ利下げの継続には強く反対し、不確実性に対して景気は底堅さを示しており、ディスインフレは総じて想定通りに進行していることから、金利は「適切な水準にある」と述べた。

9日に実施されたインタビューによれば、同氏は「追加利下げのハードルは極めて高い」と述べ、 「中期的にインフレ率が目標から大きく乖離(かいり)する兆しが見られる場合に限り、追加利下げの根拠となり得るだろう。しかし現時点では、そのような兆候は一切見られない」と指摘した。

原題:ECB’s Schnabel Calls Bar for Another Cut Very High: Econostream

(抜粋)

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