米スターバックスのバリスタを目指す人は今後、さらに一段階多い面接を通過しなければならなくなる。ブライアン・ニコル最高経営責任者(CEO)による新たな採用強化策の一環だ。

事情に詳しい複数の関係者によると、6月初旬からバリスタ志望の外部応募者は店舗マネジャーに加え、地区マネジャーによる面接も受けなければならなくなった。公に話す権限がないことを理由に匿名を条件に語った。地区マネジャーは通常10店舗前後を統括し、これまでは採用プロセスに関与していなかった。

スターバックスは、過去数年にわたり店舗従業員の平均人数を削減してきたが、この方針を転換し、9月末までに米国内の1万を超える直営店舗のほぼ全てで人員を増強する方針だ。サービスの速度向上と販売回復を目指す取り組みの一環。

同社は採用計画について、幹部が以前に述べた内容以上のコメントは控えるとした。

マイク・グラムズ最高執行責任者(COO)は、ラスベガスで先月開催されたイベントで店舗マネジャーらに対し、「スターバックスで働きたい人は多いが、『パートナー』になれるのは最高の人材だけだ」と語った。スターバックスでは従業員を「パートナー」と呼んでいる。

同社はこのイベントで、国内直営店舗のほぼ全てに少なくとも1人のアシスタントマネジャーを配置し、店舗マネジャーが採用やシフト管理により多くの時間を割けるようにすると約束した。

スターバックスのバリスタたちは長年わたり、人手不足への不満を訴えてきた。労働力の問題は、米直営店舗の約5%を代表する労働組合の主要な要求の1つとなっている。

同社は昨年12月、従業員の職場環境の改善に注力していると説明し、平均時給が18ドル(約2600円)超と競争力のある水準にあると強調していた。

原題:Starbucks Beefs Up Hiring Process in Quest for Best Baristas (1)(抜粋)

--取材協力:Josh Eidelson.

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