北朝鮮が新たな兵器の一連の試験を実施したと、国営朝鮮中央通信(KCNA)が報じた。試験は6-8日の3日間にわたり実施され、電磁兵器システムや炭素繊維爆弾が含まれている。

北朝鮮は近年、ロシアのウクライナ侵攻を支援するなどロシアとの関係を強化しているほか、現在は中国との関係強化も模索している。中国の王毅外相は9日から6年超ぶりに北朝鮮を訪問する。

電磁兵器システムと炭素繊維爆弾は「各種軍事手段と結合・適用される戦略的性格を持つ特殊資産」としているが、詳細は不明。これらの兵器は爆発物ではなく電磁エネルギーを用いて標的、特に電子インフラを妨害または損傷させるという。

報道によると「機動型短距離対空ミサイルシステムの戦闘信頼性を検証する試験」のほか、「戦術弾道ミサイル弾頭の戦闘適用性およびクラスター弾の威力を評価する」試験を実施したとしている。

KCNAは、クラスター爆弾の弾頭を搭載した地対地戦術弾道ミサイルの一つについて「最大密度の威力で6.5-7ヘクタール(6万5000-7万平方メートル)の範囲を覆ういかなる標的も灰にする」ことが可能と報じた。

北朝鮮は国連安全保障理事会(安保理)の一連の制裁により、弾道ミサイルの試験が禁じられている。

韓国軍は8日、北朝鮮が東岸沖に向けて複数の弾道ミサイルを発射したと明らかにした。

また聯合ニュースは7日、北朝鮮が発射した飛翔(ひしょう)体について、兵器試験の失敗だった可能性があると報じた。この飛翔体は東方向に飛行した後、初期段階で異常の兆候を示して消失したという。

韓国の李在明大統領は今週、韓国側から北朝鮮の領空に入った民間のドローン(無人機)を巡る事案について遺憾の意を示していた。

原題:North Korea Says It Tested an Electromagnetic Weapons System(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.