トランプ米大統領の一族が運営するトランプ・オーガニゼーションが先週発表した新たな携帯電話サービス事業「トランプ・モバイル」は、第1弾のスマートフォン端末「T1」に関する「米国製」との記述を公式サイトから削除した。

テクノロジー関連ニュースサイトのザ・バージが25日に報じたところによると、トランプ・モバイルのウェブサイトでは、年内発売予定のT1について「米国製」との表現がひそかに削除され、「米国の価値観に基づいて設計された」という、より曖昧な表現に変更されたという。

製品説明によると、T1は「ここ米国で生まれた」もので、「全ての端末には米国人の手が関わっている」とされているが、米国内で製造されるとは明記されていない。また、端末のハードウエアの仕様にも変更が加えられており、当初は画面サイズを6.78インチとしていたのに対し、現在はやや小型の6.25インチに修正されている。

同サイトでは以前、「携帯電話会社に最高のサービスを期待する顧客のために、パフォーマンスを重視して設計され、米国で誇りを持って設計・製造された、洗練された金色のスマートフォン」と説明していた。

トランプ・オーガニゼーションの広報担当者は現時点でコメント要請に応じていない。

原題:Trump Mobile Drops ‘Made in USA’ Smartphone Claims From Website(抜粋)

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