(ブルームバーグ):財務省は24日、三村淳財務官を留任させるなどの幹部人事を発表した。三村財務官は現在進行中の日米関税交渉で事務方の中核役を担っている。新川浩嗣事務次官、宇波弘貴主計局長も続投する。7月1日付。
加藤勝信財務相が同日の閣議後会見で明らかにした。市場が注目する財務官ポストは、主要7カ国(G7)や20カ国・地域(G20)などの国際会議に財務相や日本銀行総裁と共に出席し、経済・金融分野で国際的な議論に加わる主要メンバーの一人。事務次官級で、為替政策や国際金融にかかる職務全般を所管する。
三村財務官は、米国の関税措置を巡る日米交渉を担当する赤沢亮正経済再生相の訪米に同行するなど、事務方で中心的な役割を果たしてきた。読売新聞などの報道によれば、赤沢再生相は26日にも再び訪米して7回目の閣僚級会議に臨む方向だ。
このほか総括審議官に前田努主計局次長を充てるほか、国際局長に緒方健太郎次長が昇格する。理財局長には井口裕之前沖縄振興開発金融公庫副理事長が就く。
--取材協力:清原真里.
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