米シカゴ連銀のグールズビー総裁は23日、関税によるインフレへの影響が抑えられた状態が続けば、連邦準備制度は利下げを再開する可能性があるとの見解を示した。ただ、具体的な時期には言及しなかった。

グールズビー総裁

ウィスコンシン州ミルウォーキーでのイベントでグールズビー総裁は「意外だったのは、少なくともここ3カ月間のインフレ指標では、さほどインフレが見られなかったことだ」と述べた。

さらに、「こうした関税の引き上げでインフレが生じないなら、米経済は関税導入前に歩んでいた黄金の道を決して外れていなかったことになると私は考える」とし、「不透明感が払拭されたなら、前進すべきだと思う」と続けた。

先週の連邦公開市場委員会(FOMC)会合は政策金利を据え置いた。関税が消費者物価に与える影響を含めトランプ大統領の政策による経済への影響を見極めるため、据え置きを続ける判断を下した。週末に米国がイランの核関連施設を攻撃したことも、世界経済に新たなリスクとなっている。

グールズビー総裁はまた、一部業界で関税のコストが供給業者、生産者、消費者の間で分担されるという「負担共有」が起きていると指摘。「これが全てなのか、それとも今後のインフレデータに何か現れるのかを、われわれは見極めようとしている」と語った。

原題:Goolsbee Says Fed Can Cut Rates If Tariff Inflation Doesn’t Come(抜粋)

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