(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)はユーロ圏経済に「さらなる刺激策」を講じる必要があると、ECB政策委員会メンバーのセンテノ・ポルトガル中銀総裁がイタリア紙スタンパとのインタビューで語った。
「金利水準は2%の安定したインフレを生み出す経済に見合ったものでなければならない」と同総裁は述べ、「現時点では、私の見解では、そのような経済はユーロ圏にはまだ存在していない。さらなる刺激策なしで目標に戻るには、需給環境が依然としてあまりにも弱い」と主張した。
また、「現在のGDP(国内総生産)は潜在水準を下回っており、経済が均衡状態にないことを示している」と指摘。「中立金利が2%だとしても、産出ギャップがマイナスであるならば、経済を均衡に戻すために金利は中立水準を下回る必要がある」との考えを示した。
ECBは今回の緩和局面で8回利下げを実施。政策委が次に開く7月下旬の会合では金利据え置きが広く予想されており、一部の当局者は緩和サイクルがすでに終了した可能性を示唆している。
政策委内でハト派の一人であるセンテノ氏は、7月の会合が開かれるまでに任期満了を迎える見通しで、ポルトガル政府が再任を決定していないため、出席しない可能性がある。
原題:Euro-Area Economy Needs More ECB Stimulus, Centeno Tells Stampa(抜粋)
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