「世界最大級の機関投資家」がターゲットか

みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミスト 唐鎌大輔さん:
原文を直訳すると「公的年金は為替相場を目的として投資するのではなくて、リスク調整後のリターンや分散投資を目的とするべきである」という事が書いてあります。

これは具体的に何を意味するのか?

まず、ここでいう「公的年金」というのは。端的にはGPIFのことをおそらく意味しています。

GPIFは、世界最大級の機関投資家と言われていて、2024年12月末時点での運用残高は約260兆円にも上ります。

それで、「為替相場を目的として投資するのではなくて、リスク調整後のリターンや分散投資を目的とするべきである」という部分ですが、要はGPIFの“外物”(そともの)が多いという事です。