シンガポール裁判所は26日、クリスマス・イブの24日に規制薬物が使われた会合を主催したとして、バンク・オブ・アメリカ(BofA)の従業員を起訴した。

起訴状によると、シャオ・ルー・ジー・ジエン被告(40)は元弁護士のM・ラヴィ氏と会い、覚醒剤を使用した。ラヴィ氏はその後死亡した。起訴状は、ルー被告とラヴィ氏の死を直接関連付けてはいない。

リンクトインのプロフィールによると、ルー被告はシンガポールのBofAでアシスタント・バイス・プレジデントを務めている。電子メールによる問い合わせに対し、ルー被告は今のところ返答していない。バンク・オブ・アメリカの広報担当者はコメントを控えた。

有罪判決を受けた場合、ルー被告は最長20年の禁固刑と鞭打ち刑に処される可能性がある。検察側は追加起訴の可能性も示唆している。ルー被告は保釈金2万シンガポールドル(約244万円)で釈放されており、1月2日に再び出廷する予定だ。

シンガポールは世界で最も厳しい薬物法を有する国の一つで、海外で薬物を使用した市民や居住者は、国内で同様の行為を行った場合と同等の罰則を受ける可能性がある。

原題:BofA Employee Charged With Arranging Drug Gathering in Singapore(抜粋)

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