19日の欧州債券市場は、イスラエルとイランの戦闘を受けたインフレリスクへの警戒感や、世界的なリスク回避姿勢の広がりを背景に、イールドカーブがベア・スティープ化し、各国債券の利回り差(スプレッド)が拡大した。

フランス10年債とドイツ10年債のスプレッドは、3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)超拡大し、約75bpとなった。イタリア債とドイツ債のスプレッドも5bp拡大し、約100bpに達した。

英国債は、イングランド銀行(英中央銀行)の金融政策委員会(MPC)が、金利据え置きを巡り予想以上にハト派寄りの票割れをしたことを受け、一時的に支えられたが、結局は下落した。MPCの9人中6人が据え置きを支持し、3人が0.25ポイントの即時利下げを主張した。市場では7対2の票割れが予想されていた。

市場では、今年中に0.25ポイントの利下げがさらに2回実施されるとの見方が、完全に織り込まれた。

地政学的緊張の高まりや、米国のインフレが長引くことへの懸念から、欧州株は3営業日連続での下落となった。

ストックス欧州600指数は前日比0.8%安で取引を終えた。消費関連株や旅行・レジャー関連株が下げを主導した。一方で、エネルギー株は相対的に堅調だった。

6月19日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)

原題:European Stocks Slide for a Third Day on Geopolitical Worries、French Yield Premium Over Germany Reaches Highest Since April、BTPs Lag in Bear-Steepener; Focus on Mideast: End-of-Day Curves (抜粋)

--取材協力:Michael Msika.

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