ブラジルの資産運用各社が株式チームの拡充や新規ファンドの立ち上げに動いている。長引くパフォーマンス不振で投資家離れが起きていたが、株式相場の回復傾向を受け、再び攻勢に出る構えだ。

BTGパクチュアル・アセット・マネジメントやビンランド・キャピタルなどブラジルの一部大手運用会社はここ数カ月、ブラジル株が最高値を更新する中で株式チーム増強に動いた。

また昨年11月以降、少なくとも2つの新たな株式特化型ファンドが立ち上げられており、長年の低成長や高金利に疲弊した投資家を呼び込もうとしている。

最近設立されたモラダ・キャピタルの共同創業者フェリペ・アルスラン氏は「ブラジルの金利は歴史的に見て高い」と指摘。「株式ポートフォリオを構築する際は、その点を考慮しなければならない」と話した。

 

4月にスプリングス・キャピタルを立ち上げたアンドレ・カルダス氏は「視野を広く持つ」ことによって、ブラジル市場が低迷していても顧客により多くの投資機会を生み出せるとの見方を示した。

近年パフォーマンスが低迷していた相場への投資は高リスクに映り、多くの投資家は慎重な姿勢だ。投資家は今年に入り、株式ファンドから348億レアル(約9000億円)の資金を引き揚げている。2024年(155億レアル)の2倍余りの流出規模となる。

一方、指標のボベスパ指数は今年14%近く上昇している。5月には最高値を更新し、米国株や他の新興国市場を上回るパフォーマンスとなっている。

 

原題:Asset Managers Jump Back Into Brazil’s Battered Stock Market(抜粋)

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