国内投資家は4月、ドイツのソブリン債を2014年以来最大の規模で売り越した。ドイツでは3月、財政拡張による国債増発への懸念が高まっていた。

財務省が9日に発表した最新の国際収支統計によると、4月のドイツソブリン債(中長期債)の売越額は1兆4757億円に達した。これは統計がカバーする12の主要国ソブリンの中でも最大。ソブリン債は国債と政府機関債、地方債を指す。

日本の資金フロー統計は、借り入れ制限の緩和によって国防やインフラ投資に数千億ユーロを投じることを可能にしたドイツの劇的な政策転換に対し、海外投資家がどう反応したのかを知る手掛かりとなる。独国債市場では3月に10年債利回りが約30ベーシスポイント急上昇した後、4月に同程度急落している。

ファイブスター投信投資顧問の下村英生シニアポートフォリオマネジャーは、3月上旬に金利が急騰し、多くの日本の投資家がドイツ債から「逃げられなかった」と推察。ドイツの財政拡張ストーリーは続くとみて、金利が低下する局面でドイツ債をいったん売却するという判断になったのだろうと話した。

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