9日の東京株式相場は上昇。米国の5月の雇用者数や賃金が市場予想を上回り景気不安が後退したほか、外国為替市場の円安推移が好感され、医薬品や輸出、金融中心に幅広く買われている。

TOPIXの上昇に最も寄与しているのは日立製作所。指数を構成する1684銘柄のうち915銘柄が上昇、678銘柄が下落。

東海東京インテリジェンス・ラボの平川昇二チーフグローバルストラテジストは、投資家は米雇用統計に対してかなり弱気で身構えていただけに、米景気が悪化していないことは日本株にプラスだと指摘。日米関税交渉についても、何度も議論が重ねられている状況から判断して期待は残ると言う。

アセットマネジメントOneの浅岡均チーフストラテジストは「米国株高によって投資家のリスク姿勢が改善している」と述べ、きょうの上昇は円安が主因だとした。

腎臓病治療薬の試験結果が良好だったと発表した大塚ホールディングスが急騰するなど医薬品の上げが目立つ。円安推移を受けて電機など輸出関連、米金利上昇が追い風となる銀行や保険など金融株も高い。

インサイト

  • 東証33業種中28業種が上昇、医薬品が上昇率トップ、金属製品が下落率トップ
  • MSCIアジア太平洋指数は0.7%高

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