(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁は6日、特に貿易に関連する最近のショックを評価する時間が必要として、利下げを一時停止すべきだと述べた。
ストゥルナラス氏はブルームバーグテレビジョンで、「今は様子を見ることが最善だ」と語り、利下げは「ほぼ完了しているが、世界的に不確実性が非常に高いため、完了したとは言い切れない」と述べた。
ストゥルナラス氏の発言は、ECBのラガルド総裁の5日に述べた内容と一致する。ECBが同日に中銀預金金利を2%に引き下げ、ラガルド氏は政策当局者は「今後予想される不確実な状況に対応できる、良好な立場にある」と述べた。
事情に詳しい関係者によると、当局者は7月の次回会合で金利据え置きを見込んでおり、一部では政策の終了を視野に入れている動きもあるという。
ストゥルナラス氏は、ユーロ圏の20カ国の経済が現在の想定以上に弱体化し、インフレ率が2%の目標を下回る状況なら、さらなる利下げが必要だと述べた。ただ、同氏はそのような事態にはならないと見ている。
ストゥルナラス氏によると、政策委員会内の見解に大きなかい離はなく、5日の決定はほぼ全会一致だったという。同氏は「ハト派とタカ派の差はそれほど大きくない。私たちは一致している」と強調した。
原題:ECB Should Take Timeout With Cuts ‘Nearly Done,’ Stournaras Says(抜粋)
--取材協力:Viktoria Dendrinou、Sotiris Nikas.
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