(ブルームバーグ):6月第2週(9-13日)の債券市場では長期金利に低下圧力がかかりそうだ。財務省が超長期債の発行額を大幅に減らすとの期待が相場を支え、長期債も買われやすくなるとみられる。
市場参加者の見方
◎三井住友トラスト・アセットマネジメントの稲留克俊シニアストラテジスト
- 長期金利は低下方向とみる。日本銀行の買い入れオペが2回実施される一方、供給は2回の流動性供給入札だけと需給面でしっかりしやすい
- 超長期債利回りが上昇すると7月からの発行の減額幅が大きくなるとの観測になり、金利は上がりにくい構図になっている。超長期から長期債にかけて買いが入りやすくなる
- 政府が近く取りまとめる「骨太の方針」を巡る新情報も相場の支えになりそう。16、17日の日銀決定会合での国債買い入れ減額計画、財務省の発行減額に関する情報次第では上下に振れる可能性も
- 新発10年国債利回りの予想レンジは1.39-1.48%
◎アクサ・インベストメント・マネージャーズの木村龍太郎シニア債券ストラテジスト
- 米中貿易交渉の進展期待が高まる中、超長期債のラリー(価格上昇)で長期金利が1.4%台半ばまで低下したのは買われ過ぎの印象
- 日銀の植田和男総裁の講演での発言を踏まえると、国債買い入れ減額は現状のペースが続き、金利水準は低下余地が乏しいとみている
- 日銀の買い入れオペで足元の投資家需要の弱さが示されると、長期債を中心に重くなりそうだ
- 新発10年国債利回りの予想レンジは1.42-1.55%
国債入札
日銀買い入れ
主な材料
- 9日:1-3月期の国内総生産(GDP)改定値
- 11日:5月の国内企業物価指数
- 11日:5月の米消費者物価指数(CPI)
- 12日:5月の米生産者物価指数(PPI)
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