「ロシア版グーグル」と呼ばれる検索エンジン運営会社ヤンデックスからスピンオフ(分離・独立)したテクノロジー企業ネビウス・グループ (本社アムステルダム)は、来年にかけ事業を拡大する資金を確保するため、転換社債(CB)を発行し、10億ドル(約1428億円)を調達した。

2日の発表によれば、2029年満期債5億ドル相当と31年満期債5億ドル相当の二つのトランシェから成る。

人工知能(AI)向けクラウドコンピューティングサービスに特化するネビウスは、今回の資金をデータセンター設備やインフラの拡充に充てる予定だ。

同社は昨年12月、AI向け半導体で圧倒的シェアを占める米エヌビディアやアクセル・パートナーズなどの投資家から7億ドルを調達した。

アルカディ・ボロジ最高経営責任者(CEO)は当時、データセンター内のAI用GPU(画像処理半導体)とクラウドサービスのパッケージ、「GPUクラスター」拡充に動いており、今年さらに資金調達を想定していると述べていた。

原題:Nvidia-Backed Cloud Operator Nebius Raises $1 Billion in Debt(抜粋)

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