(ブルームバーグ):配車サービスの米ウーバー・テクノロジーズ は、古参幹部のアンドルー・マクドナルド氏を最高執行責任者(COO)に指名した。宅配部門トップの退任を含む経営陣刷新の一環となる。COOのポストは2019年に前任者が退任して以来、空席だった。
ダラ・コスロシャヒ最高経営責任者(CEO)は社内メモで、宅配部門のシニアバイスプレジデントで勤続約13年のピエール・ディミトリ・ゴアコティ氏が退社を決めたと明らかにした。ブルームバーグ・ニュースがこのメモを確認した。
これに伴い、モビリティー部門トップのマクドナルド氏を社長兼COOに昇格させる。ウーバーの広報担当者によれば、マクドナルド氏は宅配とモビリティーの両事業を統括するほか、広告やカスタマーサポート、自動運転戦略といったプラットフォーム横断型の取り組みも担うことになる。
前任COOのバーニー・ハーフォード氏は、同社の新規株式公開(IPO)直後に退任していた。
コスロシャヒ氏は「当社の進化にとって自然な次のステップだ」と指摘。マクドナルド氏の下に中核事業部門の指揮系統を一本化することで、全サービスにわたる顧客エンゲージメント向上の取り組みを「加速」させる狙いがあると説明した。
ウーバーの株価は2日、83.64ドルで終了。その後の時間外取引では小動きとなっている。年初来では約39%上昇している。
原題:Uber Names a Top Executive to COO as Delivery Head Exits (1)(抜粋)
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