(ブルームバーグ):原油相場は2日に大幅上昇。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の産油国で構成するOPECプラスが週末に生産引き上げを決めたが、一部で予想されていたほどの規模ではなかった。ウクライナとイランを巡る地政学的懸念が再燃したことも相場を押し上げた。
OPECプラスの有志国は5月31日、7月も日量41万1000バレル供給を増やすことで合意した。ただ、複数の代表が匿名で明らかにしたところによれば、ロシアを含む一部の国は今回、増産見送りを求めていた。こうした状況を踏まえ、金融機関の間では今後の追加増産回数に関する見方が分かれている。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は一時、前営業日比5.1%上昇した。

原題:Oil Jumps After OPEC+ Supply Hike as Geopolitical Concerns Rise(抜粋)
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