人工知能(AI)を用いた医療会話のテキスト化ソフトを手掛ける米新興企業Abridge AI は、米ベンチャーキャピタル(VC)のアンドリーセン・ホロウィッツが主導する新たな資金ラウンドで、3億ドル(約430億円)を調達する。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

非公開情報を理由に関係者が匿名で語ったところでは、資金ラウンドは、ピッツバーグを拠点とするAbridgeの企業価値を今回の投資を含め、53億ドルと評価する。

わずか数カ月前から評価額がほぼ倍増することを意味し、医療などの産業効率化に役立つAIソフトへのテック業界の関心を裏付ける。

Abridgeは今年2月、27億5000万ドルの評価額で2億5000万ドルを調達したと発表していた。新たな資金ラウンドには、コースラ・ベンチャーズも参加する予定という。

Abridgeの広報担当者はコメントを控えた。アンドリーセン・ホロウィッツの担当者にもコメントを求めたが、これまでのところ返答はない。今回の資金ラウンドの一部詳細は、ジ・インフォメーションが先に伝えていた。

同社の創業者で最高経営責任者(CEO)を務めるシブ・ラオ氏は、心臓専門医から起業家に転身した人物だ。患者との会話内容を手書きで記録したメモが判読できないことも多く、創業の動機の一つになったと話す。非効率な記録方法により、請求処理や診療記録の要約作業にも支障を来したという。

原題:Andreessen Horowitz in Talks to Value Abridge AI at $5.3 Billion(抜粋)

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