岡山県に本店を構える中国銀行は、ちゅうぎんフィナンシャルグループ(FG)の傘下にある地銀だ。日本の中国地方にちなんで名付けられた同行を、北京に本店を置く世界的な大手行、中国銀行(バンク・オブ・チャイナ)の支店だと思い込んだ訪日中国人からの問い合わせが絶えず、同行は対応に追われている。

一部の支店では「毎日」、困惑した訪日中国人に対応していると広報担当者は話す。同行は中国の中国銀行とは無関係であることを中国語で説明する案内板を設置した。

このニュースはソーシャルメディアでも話題となり、歯に衣着せぬ発言で知られる中国の外交官、張和清氏は、そもそもなぜその名称を選んだのかと問いかけた。

日本政府観光局(JNTO)のデータによると、中国からの訪日客数は4月に76万5100人と、他のどの国よりも多く、前年同月比43.4%増加した。

原題:Japan’s ‘Middle Country’ Bank is Puzzling Chinese Tourists(抜粋)

--取材協力:エディ・ダン.

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