(ブルームバーグ):世界最大の豚肉生産国、中国が豚肉の過剰生産抑制に取り組んでいる。政府は価格を下支えするため、国内の大手養豚業者を呼び出して協議する予定だ。
牧原食品や温氏食品集団など養豚会社約25社が北京で16日に開かれる会合に出席し、生産抑制計画を共有したり、これまでの取り組みを報告したりするよう求められている。農業農村省が各社に送った通知をブルームバーグが確認した。
同省畜牧獣医局によれば、出席する企業は来年1月までの雌豚の頭数削減目標と今後1年間の生産計画を事前に提出しなければならない。

この通知によると、国家発展改革委員会(発改委)も参加予定。中国メディアの財聯社が会合について最初に報じていた。
農業農村省は、ブルームバーグからの問い合わせに対してすぐにコメントしなかった。
中国は今年、過剰供給とデフレ圧力に対処するため生産者に繁殖用の豚の頭数を削減するよう求めている。景気低迷で消費が伸びず、豚肉の卸売価格は過去1年で25%近く下落した。
原題:China Summons Pig Breeders Over Cuts to Tackle Oversupply(抜粋)
--取材協力:Jing Li.もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
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