メタ・プラットフォームズ傘下のメッセージアプリ「WhatsApp(ワッツアップ)」が、「iPad」専用アプリをリリースした。アップル製タブレット端末のユーザー向けでようやく大画面対応を実現した。

このiPad専用アプリは現在ダウンロード可能で、2分割のレイアウトや、「iPadOS」のマルチタスク機能「Split View(スプリットビュー)」に対応している。従来のバージョンと同様に、最大32人までビデオ通話が可能だ。

iPad用ワッツアップ

メタは既に「フェイスブック」と「フェイスブック・メッセンジャー」でiPad専用アプリを提供。今回ワッツアップが加わったことで、同社の主要プラットフォームでiPad未対応は「インスタグラム」だけとなった。インスタグラムには「iPhone」用アプリがあるが、iPadユーザーは画面の小さいiPhone版を使うか、ウェブブラウザーで全画面表示する方法しか選べない状況だ。

メタのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は先月の決算発表後の電話会見で、ワッツアップの月間アクティブユーザー(MAU)数が30億人を超えていることを明らかにした。ただ、iPadからアクセスしているユーザーの割合は分かっていない。

原題:Meta Debuts WhatsApp for iPad in Belated Nod to Tablet Users(抜粋)

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