(ブルームバーグ):カナダの鉱業会社アイバンホー・マインズの株価が12年ぶりの大幅下落を記録した。アフリカ最大級の銅鉱山のコストと生産量の見通しを撤回したことが影響した。この鉱山では地震活動が続いているため、一部の地下作業が停止している。
26日の発表によると、アイバンホーはコンゴ民主共和国にあるカモア・カクラ複合施設の銅生産量の見通しを、従来の52万-58万トンから見直している。新たな製錬所の稼働スケジュールも撤回した。
同日のトロント株式市場で、同社株は16%安で終了した。下げ率は2013年4月以来の大きさとなった。
アイバンホーと中国の紫金鉱業集団がカモア・カクラ銅鉱山の合弁パートナーで、コンゴ民主共和国とクリスタル・リバー・グローバルも権益を持つ。
アイバンホーは26日、カクラ地下鉱山の操業が25日に再び停止したと発表した。1週間前に操業停止を引き起こした地震活動が続いているためだ。同社は水流入の増加に対応するため、ポンプの能力増強を検討している。
地震活動は「数週間続く可能性があり、カクラ鉱山へのアクセスを妨げ、操業の一時停止が長引く可能性がある」とした。カモア鉱山では操業が続いているという。
原題:Ivanhoe Slumps After Withdrawing Congo Copper Mine Guidance (1)(抜粋)
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