11日の中国株式相場は上昇。政府が推進する国産テクノロジー分野の恩恵を受ける銘柄が買われた。

本土株の指標CSI300指数は2.3%高と、3月中旬以来の大きな上昇率で取引を終えた。

人工知能(AI)向け半導体を手がける海光信息技術が20%急騰し、CSI300構成銘柄で値上がり率トップとなった。中国版「小エヌビディア」と呼ばれる中科寒武紀科技も9%上昇した。

この日の上げは、一時的な調整局面を経て、流動性主導の上昇相場が再開する可能性を示す動きとなった。

CSI300指数は今週に入り2%上昇し、先週の0.8%値下がり分を取り戻した。その前は10週間のうち9週で上昇し、資金力のある投資家が投資先を探し、資金を投じていた。

ロンバー・オディエ・シンガポールのシニアマクロストラテジスト、ホミン・リー氏は「個人投資家が再び主導権を握っているようだ」と指摘。「新規口座開設や信用取引、投資信託購入に関し、本土の個人投資家は依然としてセンチメントがかなり強い」と述べた。

原題:Chinese Stocks Jump Most Since March, Led by AI-Linked Shares(抜粋)

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