カナダのフィンテック企業、フライビッツは、ユーザーが自身の取引の詳細を瞬時に把握できる新型クレジットカードの実証試験を行っている。拡張現実(AR)の技術をバンキングに取り入れる試みだ。

同社は生成人工知能(AI)を活用し、ユーザーがスマートグラスでクレジットカードに視線を向けると、支出傾向や取引履歴が表示される技術を開発したと明らかにした。この「XRカード」は音声操作にも対応し、モバイル機器のアプリは不要だという。

フライビッツのホセイン・ラフナマ最高経営責任者(CEO)は発表資料で、XRカードは従来型のインターフェースよりも「参加型のデジタル体験」を好む傾向が強いミレニアル世代をターゲットにしていると述べた。

現在、このカードは「特定の提携企業とのパイロットプログラム」を通じて試験運用中だという。

原題:Flybits Touts Credit Card Bringing Augmented Reality to Banking(抜粋)

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