(ブルームバーグ):14日の欧州株は反落。5営業日ぶりに下落した。通商を巡る期待を手掛かりにした連続高は一服した格好となった。フランスのアルストムは17%の大幅下落。同社の通期業績は良好だったものの、見通しが嫌気された。
ストックス欧州600指数は0.2%下落。この日は消費財、ヘルスケア関連銘柄が下落した一方で、銀行や建設株は上昇した。
欧州債市場ではイタリア債のドイツ債に対する上乗せ利回りが2021年9月以来となる100ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満に縮小した。リスク志向の高まりを反映している。
イタリア債とドイツ債のスプレッドは2bp縮小して99.5bp。安全資産需要が後退し、ドイツ債はアンダーパフォームした。
英国債も安い。同国の国内総生産(GDP)発表を翌日に控え、トレーダーが織り込むイングランド銀行(英中央銀行)の利下げは低下した。
5月14日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
原題:European Stocks Snap Four-Day Winning Streak; Alstom Slides
Italian Spread Dips Below 100bps, Gilts Slip: End-of-Day Curves
(抜粋)
--取材協力:Michael Msika、Margaryta Kirakosian、Sagarika Jaisinghani.
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