14日の東京株式相場は下落。外国為替相場が円高に振れている上、日米貿易交渉に対する警戒感も重しになっている。業種別では自動車のほか、化学や鉄鋼などの素材株が下落。医薬品株も安い。

インベスコ・アセット・マネジメントの木下智夫グローバル・マーケット・ストラテジストは、相場上昇が続いてきたため、投資家の利益確定売りが出やすい状況にあると指摘。日本は米国との関税交渉でまだ合意に至っていないため、投資家は特に海外依存度の高い銘柄について慎重な姿勢を維持していると述べた。

武藤容治経済産業相は、韓国で15日開幕するアジア太平洋経済協力会議(APEC)貿易担当相会合を欠席する。米通商代表部(USTR)代表との2国間協議の実現は難しくなる可能性がある。

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  • 東証33業種中29業種が下落、石油・石炭製品が下落率トップ、銀行は上昇率トップ
  • MSCIアジア太平洋指数は0.4%高

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