(ブルームバーグ):ロシアの防空システムが首都モスクワに向かって飛行していたドローン(無人機)9機を撃墜した。モスクワ市長が発表したもので、無人機撃墜は3日連続。対ドイツ戦勝80年式典が9日に開催される同市には近く、中国やブラジルの首脳らが到着する。
ロシアのプーチン大統領は戦勝記念日に合わせウクライナでの8日から3日間の休戦を宣言しているが、キーウでは7日に発生した無人機とミサイルの攻撃により、2人が死亡し8人が負傷した。
航空当局によると、モスクワの4空港のうち2空港(うち一つは通常、政府代表団の便を扱う空港)が7日早朝に一時的に運航を停止した。現在は通常運航に戻っているという。
中国の習近平国家主席は7日から4日間の日程でモスクワを訪問する。ブラジルのルラ大統領も同日中に到着する予定。モスクワでの軍事パレードには、合計29カ国の首脳や代表が参列する見通し。
ウクライナのゼレンスキー大統領はモスクワでの記念パレード中に外国要人の安全を保証できないと述べており、同国外務省は6日、特に国際関係で中立的な立場を堅持する国を含めすべての国に対し、9日のモスクワパレードへの軍関係者の派遣を自粛するよう呼びかけた。軍事パレードでは中国を含む13カ国の部隊が赤の広場を行進する予定。
原題:Moscow Shot Down Drones for Third Day as Xi, Lula Due to Arrive(抜粋)
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