アメリカのトランプ大統領が、日本などの投資を期待するアラスカ産のLNG=液化天然ガスの開発をめぐり、国内発電大手のJERAは「有望な調達先のひとつ」と指摘しました。
JERA 前川尚大 財務戦略統括部長
「エネルギー安全保障、まさに供給安定性とかの観点から、いろいろな選択肢の中で、アラスカ(のLNG)も有望な調達先のひとつとして、当然当社として検討していきたいと思っている」
JERAは28日の決算会見で、LNGの調達先は「供給安定性や経済性で判断している」と説明し、アラスカのLNG開発プロジェクトからの調達を検討していく考えを示しました。
また、東京ガスも28日の会見で、アラスカと日本は地理的に近いメリットがあると指摘した一方、コスト面の不透明さなどを踏まえ「ひとつの輸入先として注視していく」と話しました。
アラスカのLNG開発には、トランプ大統領が日本や韓国からの投資に期待感を示していますが、パイプラインなどの整備費用が高額になる懸念があり、収益性も課題となっています。

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