黄川田沖縄北方担当大臣が北海道根室市を訪れ、対岸から北方領土を視察した際、「一番外国に近い」と発言したことについて、高市総理は「誤解を招きかねない」として大臣を注意したことを明かしました。

黄川田仁志 沖縄・北方担当大臣
「一番やっぱり外国に近いところですから、それはやっぱり、目で感じるというのは大切だと思いますので」

黄川田大臣はおととい、北海道根室市の納沙布岬から北方領土を視察した際、記者から感想を求められ「一番外国に近い」などと発言しました。

この発言について、黄川田大臣は“根室市は「海外へのゲートウェイ」との説明を受けた後の延長線上の話だった”と釈明しました。

高市総理
「北方領土が我が国固有の領土であり、政府としてはその立場に基づき、北方領土問題に取り組んでいるという立場に誤解を招きかねないものであったことと感じましたので、黄川田大臣には電話で注意をいたしました」

高市総理はきょうの国会で、発言は「誤解を招きかねない」として、電話で注意したことを明かしました。